3日の昼過ぎ、デスク席の内線電話が鳴りました。「岡部様がお見えです」。日刊スポーツOBの岡部友二さんが、大阪へ用事で寄られた帰りに、会社を訪問してくださいました。
御年89歳だそうですが、写真の通り、お若い。恥ずかしいですが、隣の伊嶋の方が毎日飲みすぎで顔がむくんでいて不健康です。僕が入社した97年から数年間、競馬担当の大先輩・岡部さんに、いろんなことを教わりました。
「伊嶋ももう50歳か。会社も知らん人ばっかりになったなあ。ミスオンワードから競馬を見てるけど、今でも土日は日刊スポーツを読んで、競馬の記録もつけてるんや」
ミスオンワードが無敗で桜花賞、オークスを制したのは1957年(昭32)。「当時は新聞1ページのうちの30行ほどしか競馬の記事がなかった」そうです。
「栗田さんにはお世話になったなあ。いろんなことを教えてもらった」
栗田さんとは、ミスオンワードに乗っていた栗田勝騎手のことで、64年の3冠馬シンザンの主戦騎手でもありました。
「栗田さんがよく言ってたよ。競馬はほんの少し勝つだけでいいんだ、馬が壊れてしまう、って」
最初は、日刊スポーツの競馬担当は岡部さん1人だったそうで、それはそれは大変だったそうです。
来週日曜(13日)は第85回桜花賞です。ミスオンワードが勝ってから68年がたちます。僕の競馬歴ももう30年を超え、社内でも上の方になり、ベテランぶっていましたが、岡部さんの半分以下です。
多くの先人が頑張ってくださったおかげで、今の中央競馬も、日刊スポーツも歴史が続いています。改めて、勉強させていただきました。【伊嶋健一郎@中之島】

