中山馬主協会の西川賢会長(76)が3日、長嶋茂雄さんを追悼した。
歌手・山田太郎として「新聞少年」が大ヒット、長嶋さんがよく聞いていたという秘話も明かした。
初めて会ったのが2001年にハワイからの帰国便だった。「僕は3Bの席。3Aに来たのが長嶋さんでした。『空いていればいつも3Aを取るんです』って言ってね」と懐かしんだ。東京までの9時間、ずっとしゃべりっぱなしだったという。「長嶋さんが『僕も佐倉で新聞配達をしていて、グローブを買った。だから新聞少年には感銘を受けたんだよ』って。本当に光栄でしたよ」。
長嶋さんが2014年に有馬記念を観戦したのは、完全にプライベートだった。2001年以降も何度か会食などはしていたが、タイミングが合って来場することが決まったという。当時はJRAのCMに出演しているタレントが、スタンドの上層階から手を振るのが恒例だった。「それを見て歓声に気付いた長嶋さんは『すごい人だね!』って言ってゴンドラ席に出ていかれたら、観客が気付いて、じゃあ手を振りましょうとなったんです」。結果的にサプライズ演出だった。
西川会長は「まさに真のスターですよね。日本人の誇りですし、お会いできたのは光栄です。ご冥福をお祈りします」と語った。

