競馬の世界を舞台にした物語、10月開始のTBS系連続ドラマ、日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」が話題になっている。多くの競馬関係者も期待している作品。国民的な映像作品にかかわった経験を持つ競馬関係者といえば…。今朝の美浦トレセン、朝の調教が終わった後の取材で、菅原隆一騎手(33=小手川)は先週の競馬、自身の騎乗について振り返った後、記者の問いに「(出演オファーとか)そういうお話があればうれしいですね!」とさわやかに応えてくれた。

「ザ・ロイヤルファミリー」は19年度JRA馬事文化賞を受賞した早見和真氏の同名小説をドラマ化するもので、JRAも全面協力。北海道新ひだか町は公式ホームページで北海道ロケのエキストラを募集し、SNS上ではロケ地の北海道に近い牧場関係者を中心に盛り上がりを見せている。

菅原隆一騎手は子役として、映画「釣りバカ日誌」で西田敏行さん演じるハマちゃんの息子・鯉太郎役を経験。今はジョッキーとして、過酷な競馬の世界で16年目を迎えている。危険と隣り合わせの仕事だが、鯉太郎の面影を残す甘いマスク、真面目な人柄で厩舎関係者の信頼も厚い。俳優のノウハウがある現役騎手は今回のドラマにうってつけの人材かもしれない。

日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」は佐藤浩市、松本若菜、沢村一樹、黒木瞳、小泉孝太郎など豪華な出演者が次々に発表されているが、菅原隆一騎手は「佐藤浩市さんとは共演したことがあります。親子の役でした。佐藤浩市さんはすごくかっこいい人です。立ち居振る舞いとか。子どもだった僕が懐いてしまって…。お仕事でご一緒させてもらった時に真田広之さんが、子どもだった僕のためにイスを持ってきてくれたんですけど、そのイスを佐藤浩市さんの方に自分で持っていって話していました。真田さんのご厚意だったのに…。佐藤さんに『真田さんに感謝しろ』と言われました」と子役時代のエピソードを明かしてくれた。

読書好きで、馬事文化賞受賞の原作も読み込んでいる菅原隆一騎手は「(出演依頼は)誰役が来ても大丈夫です」と冗談交じりに自信をのぞかせながら、「原作も本当に面白いですよ。めっちゃ好きです。皆さんもぜひ見てみてください」と呼びかけた。

【舟元祐二】