最高の相棒とつかみ取った感動の初JRA・G1制覇だ-。道中2番手から運んだ三浦皇成騎手(35=鹿戸)騎乗のウインカーネリアン(牡8、鹿戸)が逃げ粘るジューンブレアに頭差で競り勝った。勝ち時計1分6秒9。8歳馬の勝利はウルトラファンタジー以来15年ぶり2頭目。「11番人気→7番人気→2番人気」の決着で3連単は100万円超えの大波乱となり、1番人気サトノレーヴは4着に終わった。
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大波乱の主役となったウインカーネリアンの生産者、(有)コスモヴューファームの岡田義広代表(45)は「マイネル軍団の総帥」として知られた繁幸氏の三男にあたる。「母コスモクリスタル、父スクリーンヒーローの馬で勝てたというのは父からの譲り物という感じがします」と、21年に死去した父への感謝を伝えた。
ウインカーネリアンは3月にドバイで行われたG1アルクオーツスプリントで2着に入るなど、年齢を重ねても元気いっぱい。「身体的には衰えているはずなんですよ。トレーニングをしても反発が遅くなっていて、いや参ったなと思うくらいで。そりゃ8歳だもんなと思います」と率直に語る。
好メンバーがそろったG1で初タイトル。「これだけ前残りの馬場で、外(大外枠)から脚を使うわけですから。競馬ってこういうことがあるんだな、としか言いようがないですね(笑い)。期待をしても思うようにいかないことは多いですから」と勝利の味をかみしめていた。【奥岡幹浩】

