新体系となり2年目を迎える3歳ダート3冠の最終戦ジャパンダートクラシック(Jpn1、2000メートル、大井)が、いよいよ明日8日に迫る。こちらも2年目となった「ダートクラシック番付」の編成委員会では、兵庫本紙の松本健史記者と中央の舟元祐二記者の「モトモトコンビ」が電話会談。大一番の注目馬を挙げ、馬券予想を展開した。

「プルル…プルル…ガチャ」

松本 はい。どうしました。

舟元 兄貴。私たちでモトモトコンビ結成です。

松本 忙しいので雑談ならまた今度に。

舟元 あー! 兄貴。うそうそ。切らないで。ジャパンダートクラシックの予想をしたくて。

松本 なら最初からそう言ってください。30分なら時間をつくります。

舟元 うん? 兄貴、どこにいるんですか。

松本 長崎空港。これから神戸空港に帰ります。

舟元 え、兵庫本紙の兄貴がなぜ九州に。

松本 佐賀競馬に行ってました。

舟元 それはそれは本当にお疲れさまです。いやー、変なタイミングで電話かけちゃいましたね。

松本 いえいえ、JDCのためなら。

舟元 3歳ダート3冠が整備されて2年目となる今年、早くも3冠馬が誕生しそうです。

松本 ナチュラルライズ。やはり右回りはすごい。ちょっと強すぎるかな。

舟元 まだまだ課題はありますけど、追い切りではぐんぐん伸びていく走りで躍動感があります。ひと夏越して順当に良化といったところでしょうか。伊藤圭師は「すごくいいですよ。走るフォームが改善してきて、丸い形になってキャンターができている。そういう走りになってきて、いい筋肉もつくはず。普段もそれで7000メートルくらい走っている」と進境を感じ取っています。

松本 うん。3冠に死角なしですね。

舟元 新興勢力はいかがですか。

松本 ナルカミが気になります。2馬身半差で逃げ切った不来方賞は評価しなければ。

舟元 鞍上の戸崎騎手も肩ムチだけで、ほぼ追う動作のみ。残り200メートルを過ぎたあたりで思いっきり後方を見てました。勝ちを確信したんでしょう。

松本 ナチュラルライズが逃げるのか。ナルカミか。それとも他の馬か。展開にも大きく影響しそうな1頭ですね。

舟元 昨年のJDCは1着フォーエバーヤング、2着ミッキーファイト、3着サンライズジパング。いずれも春の2冠には出走していない組での決着でしたから、おもしろい存在です。

松本 フォーエバーヤングと同じローテの馬がいますね。

舟元 そうなんですよ。ルクソールカフェとアドマイヤデイトナ。ケンタッキーダービーからの帰国初戦というのは、昨年のフォーエバーヤングと一緒。時季的にも条件的も中央の3歳ダート馬にとってはちょうどいいのでは。

松本 モトモト、あっ、これは冒頭の振りではないですよ。元々ルクソールカフェは横綱でした。ケンタッキーダービーで負けただけ。ここで頑張ってくれれば。海外に遠征した馬と国内で力をつけた馬の対決が見られるいいレースだね。

舟元 はい。できれば毎年2、3歳馬が世界に挑戦して、そしてこのレースに帰ってきて、地方馬とともに全日本のナンバーワンを決めるという流れができてほしいです。そういう意味でも初年度から軌跡を作って結果を残したフォーエバーヤングには頭が上がりません。そういう意味でも私は復帰初戦のルクソールカフェ、アドマイヤデイトナに期待しています。

松本 地方馬ではナイトオブファイアだね。

舟元 秋初戦の戸塚記念は好位から4馬身差V。これが重賞初タイトルとは意外でしたが、ずっと中央馬とやってきてましたからね。南関同士なら一枚上。

松本 門別の雄ソルジャーフィルドも参戦。京浜盃では4着。道営3冠はすごいけど力関係がどうか。

舟元 私は2000メートルの大井はいいと思っています。京浜盃はナチュラルライズに突き放されましたけど、比較的前残りの展開の中、10番手からよく追い上げました。2000メートルは北海優駿で走って4馬身差の圧勝。同馬の道営3冠で2着馬に最も差をつけたレースです。南関遠征も3回目ですし、力を見せてくれますよ。

松本 なるほど。じゃあモトモトコンビとしての馬券はどうしますか。

舟元 3連単でいきましょう。松本の兄貴の言葉を信じて、(15)ナチュラルライズの1着固定。相手に私の気になる馬も追加して(4)(5)(7)(10)(13)の計20点。

松本 さて、来年以降の3歳ダート3冠はどうなるのかな。

舟元 競馬場、距離に幅を出すとか。できるかどうかは置いといて。

松本 米3冠はケンタッキーダービーがチャーチルダウンズの2000メートル、プリークネスSがピムリコの1900メートル、ベルモントSがベルモントパークの2400メートルだからね。※ベルモントSはベルモントパーク競馬場の改修工事のため24、25年はサラトガの2000メートルで施行。

舟元 盛岡の1600メートル、大井の2000メートル、園田の2400メートルとか…。

松本 園田の2400メートルは六甲盃がありましたが現在は1870メートルになっています。しかも12頭立てですよ。

舟元 あ、そうか。

松本 今気付いたんだけど、とうに30分を過ぎてる。でもこういう競馬のタラレバ話が一番おもしろいからね。

舟元 モトモトコンビだからですよ。

松本 漢字は違いますけどね。こっちは本家の本ですから。

舟元 そっちが本家なら、うちは元祖の元とも言えますよ。

松本 はい、切ります。

「ピッ…ツーツーツー」

※更新は不定期