3月のフランスでコカインの陽性反応が出たため、半年間の騎乗停止処分を受けていたドイツのトップジョッキー、シビル・ヴォークト騎手(30)が27日にレースの騎乗を再開することが決まった。同騎手は8月にフランスギャロから騎乗停止処分が発表され、騎乗を自粛した5月25日を起点に、11月25日までが騎乗停止期間だった。27日はフランスのサロン・ド・プロヴァンス競馬場で4鞍に騎乗予定となっている。
ヴォークト騎手はスイス出身で、現在はドイツが拠点。21年にはドイツ1000ギニーを制し、ドイツのクラシック競走を初めて勝った女性ジョッキーとして、その名を歴史に刻んだ。20年にはサウジアラビアの「インターナショナルジョッキーズチャレンジ」で優勝し、今年は英国の騎手招待競走「シャーガーC」の出場も決まっていた。
今回の騎乗停止処分は3月にフランスのコンピエーニュ競馬場で騎乗したときの検査からコカインの陽性反応が検出。5月に事案が判明すると、ヴォークト騎手は身の潔白を主張し、各国のメディアで大きく報道された。同騎手はフランスギャロの聞き取り調査に対しても、コカイン摂取の理由となるような体重面の問題はなかったこと、陽性反応が出たのはコカインを摂取した当時のパートナー(恋人)との性行為によるものと主張していたが、8月にフランスギャロから6カ月の騎乗停止処分を受けている。

