今年の有馬記念(G1、芝2500メートル、28日=中山)、日刊スポーツでは特別企画「有馬記念に挑んだメイショウたち」を連載します。メイショウの冠名で知られ、競馬を愛した故人、松本好雄オーナーをしのびます。第4回はメイショウサムソン。
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メイショウサムソンは父オペラハウス、母マイヴィヴィアンという血統で03年生まれ、浦河町の林孝輝牧場が生産した。
瀬戸口勉調教師が管理し、石橋守騎手(現調教師)を背に05年夏の小倉でデビュー。2歳時はレコード勝ちとなった中京2歳Sを含め、7戦3勝の成績を残した。3歳時はきさらぎ賞2着、スプリングS1着からクラシックへ。6番人気で皐月賞を制し、ダービーは1番人気に応えて2冠を達成した。サムソンの皐月賞が松本好雄オーナーにとって、初めてのクラシック制覇であり、石橋守騎手にとって、初のG1制覇だった。
神戸新聞杯2着から3冠制覇に挑んだ菊花賞は4着。ジャパンCは6着、有馬記念は5着。いずれも1歳上の3冠馬ディープインパクトに敗れた。
瀬戸口厩舎が調教師の定年で解散となり、4歳シーズンからは高橋成忠厩舎に所属。天皇賞春秋連覇を達成。馬インフルエンザのため、凱旋門賞遠征を断念する苦渋も味わった。
武豊騎手とのコンビで挑んだ07年有馬記念は1番人気に推されたが、まさかの8着に敗れた。5歳時(08年)は天皇賞・春、宝塚記念で2着に入り、凱旋門賞へ遠征(10着)。ジャパンC6着、ラストランの有馬記念8着を最後に社台スタリオンステーションで種牡馬入りした。
4歳春の宝塚記念を終えた後、メイショウサムソンの凱旋門賞挑戦が発表された。鞍上はデビューからコンビを組み続けた石橋守ではなく、武豊。07年6月29日付の日刊スポーツには「既に両騎手同席のもとで方針を伝えている松本オーナーは、今回の交代について『ユタカ君は経験豊富だし、欧州にも精通している。石橋君には非常に厳しいが、凱旋門賞には最高の乗り役を用意して向かいたかった』と説明した」と書かれている。松本好雄オーナー、石橋守調教師、武豊騎手。「人がつないでくれた馬の縁、馬がつないでくれた人の縁」(武豊騎手)がメイショウタバルの宝塚記念制覇、そして、今週の有馬記念に続いていく。
◆メイショウサムソンの有馬記念成績 06年5着、07年8着、08年8着

