今年も“姐さん”が働いて働いて参る! オーストラリアのレイチェル・キング騎手(35)が短期免許を取得し、今週末からフェブラリーS週の約1カ月間騎乗する。冬の日本競馬にはこれで3年連続の参戦。来日初週に行われるAJCC(G2、芝2200メートル、25日=中山)は、2年前の覇者チャックネイト(せん8、堀)とコンビ。古豪を奮い立たせるべく、いきなり豪腕を振るう。
淡々と、着々と、己を高める。キング騎手は昨年、フェブラリーSで女性騎手初となるJRA平地G1制覇を飾るなど、合計約3カ月の短期免許取得期間中に重賞4勝。おなじみ“キング姐さん”の愛称で、絶大な信頼を得ている。「前回よりいい結果を残せるように1つでも多く勝って、もっと良くできるように一生懸命頑張ります」と目の前の仕事にベストを尽くす姿勢は、3年連続の来日となる今年も変わらない。
楽しむ姿勢も忘れない。来日前のオーストラリアの気温は30度以上だったようだが、日本は厳寒期まっただ中。さすがに驚きを隠せない寒さのようで「温かい服を着て頑張ります」と整える。また毎年日本へ訪れる際は、プライベートの部分も楽しんでいるとし「プランはこれから立てるが、日本の文化や食べ物を含めて、今年も楽しみたい。初めて来日したときから大好きです」と愛を隠しきれない様子だ。
縁あるパートナーと、いきなりがあるか。来日初週のAJCCでまたがるのは、2年前に鞍上にJRA重賞初制覇をもたらしたチャックネイトだ。「騎乗するのを楽しみにしている。今回も勝つことができればいいですね。宝塚記念ではG1のメンバー相手によく頑張った。その調子であれば、今回も楽しみ」と心待ちにする。
公私とも濃密な1カ月へ。昨年の快挙時には「ハードワークを続ければ、どんな女性でもG1を勝てる」と背中で語って見せた。向上心とともに研さんを積む姐さんから、今年も目が離せない。【深田雄智】
◆短期免許 JRAは22日、レイチェル・キング騎手(35)に短期騎手免許を交付した。期間は24日から2月23日まで。身元引受調教師は堀宣行師、契約馬主は金子真人HD。

