環境を変えて前進だ。日曜京都メインのきさらぎ賞(G3、芝1800メートル、8日)に臨む関東馬ゴーイントゥスカイ(牡、上原佑)が5日、滞在する栗東で最終追い切りを行った。前走・京都2歳S3着の借りを返すべく、レース3週前から栗東で調整。コントレイル産駒のJRA重賞初Vというミッション達成に向けても態勢を整えた。

◇ ◇ ◇

栗東滞在で調整を進めるゴーイントゥスカイが、最終追い切りで素質の高さをアピールした。2週連続で美浦から駆けつけた荻野極騎手を背にCウッドで6ハロン83秒3-11秒2。ミエノストロング(3歳未勝利)を3馬身半追走し、1馬身の先着を果たした。

大きなストライドでのびのびと走り、ラストは時計以上の躍動感。鞍上は開口一番「良かったですよ」とうなずき「先週、しっかり動けていたので馬の気持ちと相談しながら。息遣いもいいです。少し遊びがあるところも締まってきました」と感触を伝えた。

滞在効果も見込める。同じく京都で戦った前走の中間は美浦で調整。輸送を苦にするタイプではないが、舟田助手は「輸送時間が大幅に縮まりますからね」とメリットを伝える。「雰囲気は美浦にいる時と変わらず、環境の変化にも適応しています。逍遥(しょうよう)馬道もキツいので、それもいいかもしれません」。美浦の森林馬道よりアップダウンの激しい、栗東の逍遥馬道で刺激を与えられたことも前向きに働きそうだ。

2走前の新馬戦は直線で前が壁になり、ゴーサインまでに時間を要したが、際立つ瞬発力で着差(首差)以上の力を見せた。2戦目は出遅れた上に、外を回るロスがあった中で0秒2差の3着。舟田助手は「間を割ってこられる根性と、操縦性の良さが武器です」と長所を伝え「もともと緩さのある馬ですが、追い切りを重ねて少しずつ緩さも取れていってます」と成長も実感する。大きな跳びは京都の外回りにいかにも合いそう。重賞初制覇へ勢いは十分だ。【原田竣矢】

◆新種牡馬コントレイル産駒 これまでのべ209戦で【22・21・22・144】の好成績。勝率10・5%、連対率20・6%、複勝率31・1%をマークする。JRA重賞にはのべ7頭が9回挑戦し、馬券圏内はジーネキングの札幌2歳S2着とゴーイントゥスカイの京都2歳S3着の2回。今回が節目の重賞10戦目で、産駒初のJRA重賞制覇に期待がかかる。