夏の福島開幕を飾るラジオNIKKEI賞(G3、芝1800メートル、28日)の最終追い切りが24日、東西トレセンで行われた。前走NHKマイルCで僅差4着と健闘したローベルクランツ(牡3、小林)は、その前走と同様に“超”の付くソフトな追い切りで最終リハを完了。いつも通りの調整に小林師は、すこぶる順調な仕上がりをアピールした。
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ローベルクランツの最終追いは、あくまでもリズム重視。ポリトラックでテンにゆっくり入ると、最後までペースを一気に上げることなくフィニッシュした。まさにソロッとした追い切りで5ハロン76秒0-12秒8。他の出走予定馬と比べるとかなり遅い時計で「こんなに軽くていいの?」と思われるかもしれない。
しかしながら、心配ご無用。これが常識にとらわれない小林厩舎流。今のローベルクランツにはこの調整が適している(負荷をかける追い切りは1週前に実施)。実際、4着だった前走NHKマイルCも最終追いは同5ハロン75秒6。2走前の毎日杯(2着)は同4ハロン62秒2ともっとソフトな追い切りで結果を出してきた。
動きを確認した小林師は「予定よりちょっと遅かったですが、大した問題ではありません。我慢が利いて、反応が良く、余力もありました。いい意味で前走と変わりないです」ときっぱり。引き続き高いレベルにあると話す。
前走のNHKマイルCは差のない4着で、10番人気の低評価を覆した。それでも師は「目立ってないですが、微妙に窮屈なところがあり、枠順も響きました。もっとやれると思っていました」と回顧。G1で勝ち負けできる素材と見込んでいることが伝わってくる。
今回の舞台は福島芝1800メートル。「コースはともかく、1800~2000メートルの方がいいです」と距離延長はプラス。57キロのハンデも想定通りと言う。秋以降に大きく羽ばたくためにもまずはG3の勲章を1つ、手にしたいところだ。【明神理浩】

