虎新助っ人野手の力量は? 阪神OBで日刊スポーツ評論家の桧山進次郎氏(53)が24日、シェルドン・ノイジー外野手(28=アスレチックス3A)とヨハン・ミエセス外野手(27=レッドソックス3A)の米国でのプレー動画をチェック。現役時代に2度のリーグ優勝に貢献した元4番&代打の神様は、特に中軸候補ノイジーのクレバーな打撃に注目し、高い期待値を明かしました。【聞き手=松井清員】

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ミエセスはノイジーとは対照的に、不器用なイメージを受けます。東京五輪で呉昇桓の変化球を左翼席に運んだように、半速球は強そうです。半面、バットが遠回りするので内角のさばきが苦しく、速球に詰まらされそうなスイングです。現状はツボにハマれば、ボールがバットの軌道に来たらの感じなので、どれだけ柔軟性を持って日本の野球に対応していけるか。岡田監督もじっくり見る方針のようですが、言い換えればそれだけ伸びしろがあって、面白い存在になる可能性を秘めているとも言えます。

◆ヨハン・ミエセス 1995年7月13日生まれ、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身。13年からドジャース傘下のマイナーでプレー。18年にはカージナルス傘下へ移籍し、19年に3A初出場。21、22年にはレッドソックス3Aで出場し、メジャー経験はない。マイナー9年間で計140本塁打。21年東京五輪ではドミニカ共和国代表として銅メダル獲得に貢献。188センチ、83キロ。右投げ右打ち。