阪神がCSファイナルステージで戦うのは、広島、DeNA、巨人のいずれかに限られている。そのDeNAに今シーズン13度目の完封負けを食らった。
大石 阪神はちょうど優勝した疲れが出てくるタイミングだろう。あれから気が張ったまま広島に移動して2試合をこなし、すぐに甲子園でのDeNA戦になった。それでも先発した村上はストレートに威力、カットボールにもキレがあった。フォークはいまひとつだったが、6回を抑えることができた。
ただ阪神打線はDeNA先発浜口に6回を3安打に抑え込まれた。その6回のうち先頭打者が3度出塁したものの得点に結びつくことはなかった。
大石 阪神が浜口と対戦するのは、これが今シーズン初めてだ。浜口の投球はストレートとチェンジアップが軸で、それにスライダーをちりばめられた。きっちりしたコントロールは乏しいが、真っすぐに力があっててこずった。現時点で阪神の対戦相手はわからないが、個人的には左ピッチャーがそろっているDeNAはいやな感じがする。バウアーもはまればやっかいな存在だ。
DeNAのサウスポーといえば、今永、東、石田らがそろっている。戦線離脱しているバウアーがCSに復帰してくる可能性は微妙な状況のようだ。
大石 阪神は近本、中野の1、2番コンビが機能すれば手ごわいし、ここにきて佐藤輝も当たりをみせている。広島はファーストステージに出場するだろうから、あとはDeNAか巨人かになってくる。阪神としてはサウスポーをつぎ込んでくることが予想されるDeNAの勝率を下げるためにも勝っておきたかったところだ。【取材・構成=寺尾博和編集委員】




