野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(45=日刊スポーツ評論家)。

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開幕から1カ月を終えたが、パ・リーグは混戦が続いている。

一因に、多くの人が優勝候補に挙げたソフトバンクの苦戦がある。先週は2勝2敗1分けの五分とはいえ、内容がよくない。守備ではエラーだけでなく、ポジショニングなど細かい点でミスが見られた。

勝ちきれない原因に、柳田、近藤ら主力の離脱があるのは言うまでもない。栗原は戻ってきたが、開幕前の構想とはかなり違うメンバーで戦わざるを得ず、小久保監督も頭が痛いと思う。ただ、ソフトバンクの試合を見て気になるのは、柳田、近藤がいない現状と、彼らがそろっていた時とで、戦い方が変わらないことだ。打者が打つか、打たないか。投手が抑えるか、抑えないか。それだけで勝敗が決まってしまっているように映る。

以前、小久保監督が「2チームぐらいできる」と言っていたように、選手層は12球団屈指。今こそ、その選手層を生かす時だろう。大事なのは、試合に出るメンバーで、どう戦うか。確かにオスナやヘルナンデスの不調も響いているが、どんな投手でも打たれることはある。それは首脳陣も織り込み済みだろう。やはり、ミスを防ぎながら、細かい点をあらためて突き詰めていくしかない。それができるだけの選手層を有している。

今週からゴールデンウイークの9連戦が始まる。ところが、日程を確認すると、パ・リーグで9連戦はソフトバンクと楽天の2チームだけ(セは全6チームが9連戦)。もちろん、シーズントータルでは試合数は同じだし、日程を組む難しさがあるのも分かっている。とはいえ、同一リーグ内で日程の負担に差があるのは、どうかと思う。

その上で、9連戦のカギを挙げると「選手のやりくり」となる。リリーフ陣を、どこまで連投させるか。野手も通常の6連戦以上に起用を計算しないといけない。ナイター明けのデーゲームや移動ゲームもあり、どれだけ選手の負担を減らせるかがポイントだ。

もっとも、9連戦の戦い次第では、チーム状況がガラッと変わる可能性もある。劣勢に立つソフトバンクだが、ここで勝ち越せば浮上の道が開ける。(日刊スポーツ評論家)

【イラスト】25評論家予想パ・リーグ その4
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【イラスト】25評論家予想パ・リーグ その1
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【イラスト】25評論家予想パ・リーグ その2
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【イラスト】25評論家予想パ・リーグ その3
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