パ・リーグのCSファイナルステージは2年連続でソフトバンク-日本ハムの顔合わせとなり、15日に初戦を迎える。

日刊スポーツ評論家の浜名千広氏(55)は、ソフトバンクのキーマンに今宮健太内野手(34)を指名した。左ふくらはぎを痛め、ファーム調整を続けてきたベテランが9月4日以来の1軍復帰。「生半可な気持ちではないはず。すごく躍動すると思う」と攻守両面での活躍に期待を寄せた。【佐竹英治】

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ソフトバンクのCSファイナルステージは、2年連続で新庄監督率いる日本ハムとの激突となった。僕はこのシリーズからチームに復帰する今宮に大きな期待を寄せている。過去にもCSで活躍しているイメージもあるが、今年は今まで以上の覚悟を持ってグラウンドに戻ってくるはずだ。

シーズン終盤に左ふくらはぎを痛めて戦線離脱。リーグ連覇を達成した9月27日の西武戦(ベルーナドーム)にその姿はなく、祝勝会のビールかけも不参加。2軍調整を続けていた。レギュラーとして、こんなに悔しいことはない。シーズンが終了しても、若手とともに初戦からみやざきフェニックス・リーグに参加。実戦をしっかり積み重ね、短期決戦に向けコンディションを整えた。福岡での残留調整の選択肢もあったろうが、あえて南国・宮崎で汗を流したところに今宮の決意を感じ取った。

一戦必勝の短期決戦は、守りと1点を取りに行く攻撃が重要となる。今宮が内野の要でもある遊撃のポジションに戻ってくることで、守備的にも安定するし、打撃面でも送りバントや進塁打など、あらゆる攻撃パターンに対応できる技術がある。

思い返せば、3連勝を飾った昨年の同シリーズ第1戦(みずほペイペイドーム)。3回に1-1の同点に追いつかれ、なお1死一、三塁の場面で日本ハム松本の二遊間への打球を川瀬が好捕して併殺にした。日本ハムに傾きかけた流れを断ち切った。ホークスは直後に勝ち越し、さらに3本の本塁打で完勝。堅守がターニングポイントとなった。

じっくり2軍調整を続けてきた今宮には、生半可な気持ちでは戻れない、過酷な短期決戦は完ぺきな状態でなければいけない、という強い思いがあったと思う。そんな覚悟をひしひしと感じるだけに、このシリーズでは躍動してくれると信じている。今季のホークスは故障禍にも見舞われたが、「全員野球」で離脱者をカバーしてリーグを制した。近藤が不在で、周東の出場も微妙な状況だが、シーズンの戦いを考えれば、何も心配することはない。(日刊スポーツ評論家)

遊撃守備で軽快な動きを見せるソフトバンク今宮(2025年10月6日撮影)
遊撃守備で軽快な動きを見せるソフトバンク今宮(2025年10月6日撮影)
【イラスト】パ・リーグのクライマックスシリーズ日程
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