現役最年長の43歳の福留孝介外野手が開幕目前の17日に1軍昇格を決めた。そして、もう1人の最年長も1軍をにらんでいる。最年長投手の山井大介(42)だ。

昨季は中継ぎに配置転換され、6試合で終えた。12日の2軍教育リーグのソフトバンク戦で1年ぶりに先発し、4回4安打2失点(自責0)。報告を受けた与田監督は「去年悔しかったと思う。昨年はリリーフもやらせて現状の適性を把握したかった。真っすぐもいいボールは増えていたので、ベテランが1軍へという期待はしています」と期待を寄せていた。

右の開幕ローテ候補に挙がっている勝野、清水が17日の巨人とのオープン戦でともに炎上。3年目右腕の梅津もファームで調整が続いている。「開幕から全ての選手が準備万全で調子がいいことはない。そこは先々を考えながらやっていきたい」。そんな指揮官の渋い表情を和らげる可能性を秘めるのが山井だろう。

3年前、与田体制となった中日にシーズン初勝利を届けたのは指揮官の現役時代の背番号「29」を引き継いだ山井。ただ、この2年は13試合、6試合しか投げていない。指揮官は常々「ベテランは試合だけでなく、チームの流れを変える力になる」と語っている。5月で43歳になる右腕の力が必要になる時が必ず訪れると思う。

投打で球界最年長がそろう今年の中日。10年ぶりのV奪回へ彼らが刺激剤になる気がしてならない。【中日担当=伊東大介】