サッカーW杯カタール大会が、今月20日から開幕する。無類のサッカー好きとして知られる阪神熊谷敬宥内野手(27)も、世界が熱狂する大会に大注目。兵庫・西宮市の鳴尾浜にある虎風荘入寮時に、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(37=マンチェスターU)のユニホームを持ち込み、部屋に飾っていたほどのサッカーファンだ。

ルーキーイヤーの18年6月。W杯前回大会の開幕直前に、熊谷に「どこが優勝すると思う?」と尋ねたところ、「フランスですね。(FWの)グリーズマンがめちゃめちゃうまいです」と話していたことを思い出した。結果的に優勝国を的中させていた。

高知・安芸での秋季キャンプに参加中の熊谷に、4年ぶりに同様の質問をしたところ、「優勝を期待しているのはイングランドですね。ハリー・ケーンがいますしね」と前回大会の得点王で、プレミアリーグ屈指のストライカーの名を挙げた。他にも、アルゼンチン、オランダ、ドイツに注目しているという。

野球の話については「極秘にしているので」とかわしつつ、誕生日を迎えた11月10日には、「二遊間のポジションは誰も決まってない。いつでも食い込んでレギュラーを取れるように、スタメンで出られるようにしたいので、オフシーズンも常に野球のことを考えながらやっていきたい」と決意を語っていた。W杯のイングランドの結果に注目しつつ、来季は虎の“ファンタジスタ”として、大暴れすることに期待したい。【阪神担当 古財稜明】

18年、入寮時にC・ロナウドのユニホームを持ち込んだ熊谷敬宥
18年、入寮時にC・ロナウドのユニホームを持ち込んだ熊谷敬宥