あれ…どうなった?

5月25日DeNA戦で、巨人ドラフト3位田中千晴投手(23)がプロ初勝利をマークした。ヒーローインタビューで、記念球を渡したいか問われると「大勢さんに毎回毎回ホールドの時にもボールをいただいていたので、これをお返ししたいと思います」とまさかのプランで、球場をざわつかせた。初勝利の1球の行方が気になり、聞いてみた。

結論から記せば、記念球は田中千の東京ドームの自身のロッカーに保管されている。

お立ち台の宣言の後、母三知代さんからは「よく言った。ホントその通り、偉いぞと思いました」とラインのメッセージが届いた。その言葉にも背中を押され、未練はなく、大勢のもとに向かった。本気で贈るつもりだったが…守護神からは「絶対、それはだけはやめろ。両親に渡せ」と笑われ、“重い”プレゼントに断られてしまった。仕方なく? とりあえずロッカーに置いていた。

6月某日。紛失のピンチもあった。ロッカー近くに置かれていた約15球のボールの中に、何げなくあった記念球が混ざってしまうハプニングが発生した。「あれ?」。どれが本物のボールか分からなくなってしまった。

発見の手掛かりになったのは、インスタグラムだった。初勝利時にアップしていた写真を見ながら、ボールの傷や汚れを1球1球チェック。すると、「これや!」と完全に一致するものが見つかった。

5日中日戦ではプロ2勝目を手にした田中千。保管場所はロッカーのままだが、もう混ざらないように大切に置いている。【巨人担当=上田悠太】