ドラフト1位ルーキーの阪神伊原陵人投手(24)が球団初の快挙に挑む。20日広島戦(甲子園)でプロ入り後初の先発マウンドに上がる。
伊原は3月30日広島戦(マツダスタジアム)でデビューした。全6試合すべてが中継ぎ登板で勝敗はつかず1ホールド。防御率0・00と安定感は抜群だ。救援デビューしたドラフト最上位ルーキーがプロ初先発で白星をつかめば球団史上初となる。
近年はデビュー戦が先発マウンドになるケースが多い。中継ぎで数多くのマウンドに上がる岩貞祐太や巨人に移籍した馬場皐輔らもプロ初登板は先発だった。ドラフト最上位新人が1年目で中継ぎ登板を経てプロ初先発マウンドに上がったのは01年藤田太陽が最後。球団24年ぶりという珍しさだ。
もちろん、中継ぎデビューを経て1年目でプロ初の先発マウンドに上がったドラフト最上位ルーキーも阪神では13人いる。しかし、誰も白星を挙げた投手はいない。江夏豊、山本和行、中田良弘、中西清起らが救援デビューから初先発で白星を狙ったが、跳ね返されてきた。
中継ぎデビュー後にプロ初先発で初勝利を挙げたドラフト最上位投手は、07年大学生・社会人ドラフト1巡目で入団した白仁田寛和の1人のみ。プロ6年目の13年で、新人年ではなかった。
ちなみに、98年ドラフト1位で今年から指揮を執る藤川球児監督(44)も中継ぎデビューだった。4年目の02年にプロ初の先発マウンドに上がったが、横浜相手に4回2失点で勝敗はつかなかった。
球団24年ぶりとなった中継ぎデビューしたドラフト最上位新人の1年目での先発マウンド。本拠地・甲子園のまっさらなマウンドからプロ初勝利をつかめるか。注目のマウンドとなる。【記録室 林亮佑】




