早実(西東京)の清宮幸太郎外野手(2年)が招待試合に臨み、4打数無安打に終わった。

 「3番一塁」で出場し、初回の第1打席は無死一、三塁で浅い左飛。3回の第2打席は無死一塁から強烈なゴロを放ったが、一塁手に阻まれて併殺に倒れた。5回の第3打席は左飛、7回の第4打席は無死一、二塁で投併に終わった。チームは10安打を放ったが、すべて走者を置いた場面で凡退。約6000人の観衆の期待にも応えられず「自分が打たなかったから点が入らなかった。たくさんの方に来ていただいたのに、何もできなくて申し訳ない」と悔しがった。

 元阪急投手の山田久志氏(67=日刊スポーツ評論家)の冠がついた球場には、通算284勝の足跡をたどった写真が飾られていた。清宮は「山田さんはアンダースローの先駆けで、日本の野球を変えた方の1人。その名前がついた球場で試合ができて幸せです」と感激していた。