2年ぶり12度目出場の仙台育英(宮城)の捕手で4番、尾崎拓海(3年)が驚異的な回復力でセンバツに間に合った。
出場32校の先陣を切った30分間の甲子園練習では、フルメニューを消化。守備練習ではマスクをかぶり、打撃練習ではスイング後に一塁へかけ出して土の感触を確かめた。「(ケガから)こんなに出来るとは思わなかった。奇跡が起きて、野球の神様に見放されていないな」と実感を込めた。
1月下旬の練習でボールが左目を直撃。左眼窩(がんか)底を骨折し、先月上旬に患部にプレートを埋め込む手術を受け、出場は微妙と見られていた。佐々木順一朗監督(57)は「使いたい。本人も出たいと思っている」と、大会第4日の1回戦に起用する考えを示した。執刀担当医も手術を自画自賛したといい、同監督は「尾崎の運」と話す。4つ消化した練習試合ではマスクをかぶり、打撃では安打も放っている。
早実(東京)のプロ注目スラッガー、清宮幸太郎内野手(3年)は調布シニア時代のチームメート。「夢の対決が出来たら幸せだな」と声を弾ませた。両校がそろって勝ち進めば、準決勝で尾崎の夢が実現する。

