埼玉県勢初優勝を達成した花咲徳栄ナインが24日、宿泊先の兵庫・伊丹市の宿舎を出発した。

 全試合2ケタ安打を記録し、23日の決勝は広陵(広島)を14-4で破った。

 優勝から一夜明け、岩井隆監督(47)は「今日の朝、新聞を見て初めて実感が湧きました」とかみしめた。勝因については「何が良かったかというとメンタル、精神力。リーグ戦だったら優勝できていない。相手の力が上でも、一発勝負の中でうちの選手たちが集中力を持っていたから勝てたと思います」と言った。

 U18日本代表に選出されているエースの清水達也投手(3年)は「日本一になったので、次は世界一を目指したい。チームメートのいいところを吸収したい」と意欲を見せた。