智弁和歌山の高嶋仁監督(71)が歴代トップの甲子園通算勝利を「65」に伸ばした。試合後のインタビューは以下の通り。

 -初戦突破

 高嶋監督 初っぱなの試合で固くなっていたかな。前半は相手投手の低めのボール球の見極めに苦しんでいたと思います。少しでも長く甲子園にいたい。負けたら帰って練習が待ってますからね。

 -決勝点は8回2死一、二塁から9番投手の池田が打った

 高嶋監督 振ったら当たらないからミートせいと。当たったのがいい所(中前)に飛んでくれました。振り回していたら二ゴロだったでしょう。

 -継投について

 高嶋監督 2人とも持ち味を出してくれたと思います。これくらいの力は持った投手。近畿大会でも大阪桐蔭を2人で1点に抑えましたから。大阪桐蔭より行けるやろ、と。今日のポイントは3点目をやらなかったこと。バッテリーがよく辛抱してくれた。

 -3番林(5打数無安打)ら中軸に当たりが出なかった

 高嶋監督 張り切り過ぎて空回り。甲子園の場外に打とうとしていた。フェンスを越えたらホームランなのに(笑い)。 まあこれで肩の力が抜けるでしょう。守備では貢献しましたから。

 -これで甲子園歴代トップ白星を65に伸ばした

 高嶋監督 記録って破られるためにあるんでしょ。選手が一生懸命やってくれた賜物。素直に喜びます。新聞記者の人たちが書くだけで選手は固くなってしまう(笑い)。

 -前の試合で明徳義塾が逆転サヨナラ勝ち。馬淵監督が通算50勝目を挙げた

 高嶋監督 しぶといです。2アウトからですから。

 -大会前に馬淵監督と話をした

 高嶋監督 2人で大阪桐蔭をやっつけようってね(笑い)。