聖望学園・福島、憧れ鳥谷の背中を追って…/コラム

<令和のなつぞら>

<高校野球埼玉大会:昌平6-0聖望学園>◇23日◇5回戦◇上尾市民球場

憧れの先輩に並べなかった。聖望学園(埼玉)の福島圭音(けいん)外野手(3年)は、同校OBの阪神鳥谷敬内野手(38)を追って入学した。

小学4年の時、父と神宮球場でヤクルト-阪神戦を観戦した。「お土産で選んだキーホルダーがたまたま鳥谷さんのものだったんです」とファンになった。小学校の卒業文集には「鳥谷選手と同じ聖望に行って…甲子園にいって優勝をしたいです」と書いた。

「高校入学までは鳥谷さんと同じショートだったんですけど、周りを見て出られないなって…」と自ら外野に転向し昨夏レギュラーをつかんだ。50メートル5秒8の俊足で遠投も100メートル超という強肩。4月から本格的に投手を始め、今大会は大事な場面でリリーフを任された。鳥谷と99年夏の甲子園に出場した宮崎広春コーチ(37)は「点を取ったら鳥谷がリリーフするという勝ちパターンがあった」と振り返る。

昌平戦は0-1の7回から登板したが、8回に5点を失い、降板。「最後まで投げきれなかった」と涙。高校野球は終わったが「大学に行ってプロを目指します」と、先輩を追い続ける。【佐藤成】

その他の写真

  • 昌平対聖望学園 福島の小学校の卒業文集(撮影・本人)
  • 聖望学園OBの阪神鳥谷敬内野手