今春センバツ4強の広陵が2年バッテリーの活躍で、如水館に勝って準決勝に駒を進めた。

プロ注目の「和製ボンズ」こと真鍋慧(けいた)内野手(3年)は無安打に終わったが、高尾響投手と只石貫太捕手の2年生バッテリーが、如水館打線を5安打13奪三振で完封。最後まで危なげなく投げきり、中井哲之監督(61)にも「度胸が据わっている。高2の時の野村祐輔(広島)より上ですよ」と絶賛されるまでの投球を披露した。

「ピンチになったら野手も焦ると思うし、その分エラーの可能性も増えてくる。そこは自分が抑えられればいい」。2年生ながらチーム全体を見渡す右腕が三振を量産。「低めのまっすぐとスライダーのキレが良くなった」と春のセンバツから伸びた球を武器に、相手をきりきり舞いさせた。

受ける只石も、相棒とのコンビを楽しんだ。「わかっていても打てないまっすぐを投げるし、『打てるもんなら打ってみろ』と投げるので、受けて気持ちいいぐらいです」。息の合う2人は、下級生とは思えない頼もしさを感じさせた。

夏では18年以来5年ぶりとなる甲子園まであと2勝。盤石のバッテリーが春夏連続出場をたぐり寄せる。【永田淳】