中京大中京は5年ぶり春4強一番乗りを果たし、この試合の勝利が同校の春夏通算140勝目となった。

試合は初回に先制するもその裏に追いつかれ1-1に。5回1死三塁に神達大武(かんだつ・ひろむ)外野手(2年)の中犠飛で、勝ち越しに成功した。

「1番遊撃」田中大晴内野手(3年)は3打数2安打1死球で全3試合安打。驚異の打率7割台で、台風の目だ。「練習の中では普段通り、(試合の)グラウンドでは明るくやっています」。父伸幸さん(51)や兄も袖を通した「CHUKYO」のユニホームで、力いっぱい躍動した。

打撃で「最重要」と挙げたのは、「初球を振ること」。この日打席で2度初球打ちがあったが、前向きに捉える。第2打席の2回2死、左翼越えの二塁打。第3打席は5回先頭で右飛に。「とにかく出塁して四球でも何でもいいので、初球を振ることが相手にプレッシャーになる。初球を振れば自分はボールが見えて、スイングを合わせられる。初球を振ることで、いろんなことが得られます」。

9回2死二塁で新チーム初の申告敬遠。“強打者の証”を喜んだ。「うれしい部分もあって…(笑い)。自分が決めたかった。次も同じ場面が回ってきた、ら自分が決めてやりたい」。

田中について高橋源一郎監督(46)は、背番号6の役割を説明した。「今大会のキーマン。下級生から試合に出ているので、それぐらいやってもらわないと。『やってくれて当たり前』ぐらいの気持ちですね」。

次戦は29日の智弁学園戦。「力のあるチーム。シートノックからみんなで声を出して雰囲気よく、元気よくやっていきたいです」。頼れるリードオフマンが、まだまだチームを引っ張っていく。

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