春季高校野球東海大会が、23日に開幕(愛知・レッドダイヤモンドスタジアムほか)する。静岡県1位で臨む知徳は、前身の三島時代に準優勝した16年前も切符を獲得しながら不祥事で辞退した。1955年(昭30)年の創部から72年目。初出場となる舞台で大久保秀飛内野手(3年)が、チームに勢いをもたらす。

県大会では「7番・二塁」で全5試合にスタメン出場。18打数7安打の打率3割8分9厘をマークした。安定した結果に加えて、予選の沼津商戦では2-2の8回裏に決勝の2点適時二塁打。常葉大菊川との県3回戦でも、1-2の9回表に貴重な同点打と勝負強さも光る。「自分の中でチャンスに強くなっている実感はある」と手応えを持って本番に向かう。

2年秋から定位置を獲得。現チームでは、主将や寮長らと一緒にチームのまとめ役となる「選手会長」を務める。初鹿文彦監督(50)は「チームの精神的支柱。大久保が打つと勢いが出る」と期待を寄せる。

東海制覇を目指し、まずは開幕日に迎える初戦で中部大春日丘(愛知2位)とぶつかる。大久保は「東海でも勝負どころで打ってチームを支えたい。打撃だけでなく守備、声でも貢献していきたい」。目標達成に向けて“盛り上げ隊長”となるべく、言葉に力を込めた。