広島市の広陵高野球部の暴力問題を巡り、交流サイト(SNS)で「加害者だと誹謗中傷された」と訴え、元部員が投稿者や拡散した人物にそれぞれ286万円の損害賠償を求めて提訴したことが5日、代理人弁護士への取材で分かった。
訴状によると、暴力行為を受けたと訴えた別の元部員の保護者が2025年8月、子どもが野球部の在籍時に「性器を触られた」「寮の風呂で水の中に沈められた」などと投稿。加害者として原告ら複数の生徒の名前を挙げており、その後、投稿が拡散された。原告は投稿で指摘された行為はしておらず、名誉を損なわれたとしている。
広陵高は25年6月、被害を受けたと元部員から訴えがあったことを受け、第三者委員会を設置。26年2月に公表した調査報告書では「申告事実を裏付ける証拠や証言は得られなかった」として、事実認定は困難だと結論付けた。(共同)

