ヤンキースとブルージェイズの関係がゴタついている。

両チームは現地15日から18日までトロントで4連戦を戦っているが、最初の2試合でトラブルが連発しているのだ。

始まりは15日の初戦だった。ヤンキースの指名打者アーロン・ジャッジはこの試合で本塁打を2本放ったのだが、10号を打った8回の打席でサイン盗み疑惑が指摘されたのである。この打席でジャッジは一瞬横目で何かを見ているのがテレビ中継で映ったのだ。これに対し地元トロントのテレビ中継局はそのシーンをスローモーションでリプレーするなどして疑念を示す展開となった。

ジャッジは試合後、球審を怒鳴りつけて自分の集中を妨害しているのはチームメートの誰なのか確認しようとダグアウトに目をやったのだと否定したが、ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は納得していなかったということだ。

そしてその日の第2戦でもトラブルが連発する。まず3回にジャッジが2打席目を三振で終えた後、ブルージェイズがヤンキースのルイス・ロハス三塁コーチがコーチングボックスから出て三塁線に寄っているという抗議する事態に。これを受け審判とロハス・コーチ、ヤンキースのアーロン・ブーン監督が協議することとなった。

その際、ダグアウトから抗議したシュナイダー監督が誰かを指さし、「シャットアップ、ファットボーイ、シャットアップ」と叫ぶ様子がテレビ中継に映ったのだ。訳すと「黙れ、デブ小僧、黙れ」といったところだろうか。放送禁止とまではいかないものの、良い言葉ではない。これに対しニューヨークの地元紙ニューヨークポストは17日の試合前、シュナイダー監督にその言葉が特定の人物に向けられたものかどうか尋ねたところ、「いや、その場のノリで」とはぐらかしたということだ。

トラブルは続く。ヤンキースで先発したドミンゴ・ヘルマン投手が3回まで完璧に抑えたものの、4回に粘着物質を使用した疑いで退場処分を受けてしまう。

さらに同じ4回、今度はブーン監督がブルージェイズのルイス・リベラ三塁コーチを指差し、ボックスから出ていると逆抗議する事態にもなった。

なんともピリピリとした関係に陥っている。執筆時点では4連戦はまだ続いているが、トラブルがさらに続いていかないか心配である。