【アナハイム(米カリフォルニア州)17日(日本時間18日)=斎藤庸裕】エンゼルス大谷翔平投手(23)が、右手中指のマメの影響でわずか2回で降板した。先頭打者本塁打を浴びるなど、立ち上がりからスライダー、フォークの制球が定まらず66球を投げ、メジャー最短となる2回4安打3失点で初黒星を喫した。前回登板後にできたマメの状態が悪化したことで、大事をとっての降板とみられ、通常通りに調整していく予定。3戦3勝はならず、チームの連勝も7でストップしたが、今後も二刀流を貫く。

 エンゼルスタジアムの観客動員はこの日、今季最多となる4万4822人で、今季3度目の入場券完売。98年の球場改修以降では2番目に多い動員、火曜日の主催試合では4年ぶりの完売と記録ずくめとなった。大谷の前回登板だった8日アスレチックス戦も今季2度目の完売になっており、平日デーゲームとしては球場改修以降で最多の4万4742人。2登板連続で大谷効果が鮮明となった。