右肘内側側副靱帯(じんたい)を損傷し、離脱していたエンゼルス大谷翔平投手(23)が、最短で7月6日(同7日)に始まる本拠地でのドジャース3連戦で、打者復帰できる可能性が出てきた。PRP(プレートレット・リッチ・プラズマ=多血小板血漿)注射から3週間後に行われた再検査の結果、手術は回避。フリー打撃も再開した。マイナー戦などの実戦で調整し、その後にメジャー復帰となる見込みだ。

<エプラーGM一問一答>

 -トミー・ジョン手術はしなくていいとの診断か

 今の時点ではどの医師からも、手術が必要だとは言われていない。

 -結果を聞いて

 もちろん喜んだ。彼(大谷)の心境については、代わって話すことはできないが、試合に出ずに、練習だけでは満足感はなかっただろうから、そういう意味ではうれしいのではないか。

 -前回の検査では右肘内側側副靱帯の損傷レベルでグレード2と診断された。今回の診断でのグレードは

 細かいことに関して話すことはできないが、3週間前に受けた治療によって少しずつ回復しているということは言える。1日1日、経過観察をして、また3週間後に検査してみて、どういう結果になっているかみてみたい。

 -リハビリはマイナー施設で行うのか

 プライベートな環境で練習していく。公からは見られないところ。彼は指名打者の選手だから、守らなくていい。自由に打てる環境でやっていく。

 -いつごろから打者として試合に復帰できるか

 今の時点では1日ごとに(状態を)見ていって、打撃練習して慣れてきてから復帰することになる。