ヤクルト飲んで7連勝へ-。中日大野雄大投手(26)が今日7日に先発する。昨季ヤクルト戦は4試合で1勝3敗、防御率6・86と苦しんだが、苦手意識はなく「僕の中ではジャイアンツの方が怖い」と強気だ。チームは開幕3連敗から2カード連続負けなしで単独首位。上げ潮ムードに乗って今季初白星を手にする。
データを見れば苦手にしていることは明らかだ。昨季球団別、球場別の各防御率を見ても一目瞭然。それでも大野の口ぶりは自信にあふれている。
「そう思われるのも仕方ないけど決してそうじゃない。打つチームではあるけど、僕はジャイアンツの方が怖い。やることをやればチームの勝ちにつながる」
看板投手の自覚か。大野は最近、慎重に言葉を選ぶ。その男が鋭い目を光らせて否定した。ここまではっきりと言うことは珍しい。決して軽んじているわけではないが「天敵」「鬼門」という言葉自体を意識から消しているかのようだ。
春の神宮と言えば、思い出されるのが1年前の悪夢だ。4月26日にプロ最短の1回5失点、3四球でKO。試合中に名古屋へ強制送還された。春先の2軍落ちが響き、シーズン初勝利は5月中旬までずれ込んだ。昨季はヤクルト戦4試合で1勝3敗、防御率6・86。9月に通算6度目の対戦でようやくのツバメ1勝を挙げたが「燕アレルギー」はまだ残っているようにも思える。
だが、大野は首を横に振る。頭に浮かんだのはヤクルトの主軸2人。新打線の要である3番山田、4番雄平との対戦だ。「(2人が)ポイントになるのは間違いない。そこを抑えられるように。ビッグイニングを作らないようにしたい」。個別成績に目を移せば昨季、山田とは9打数2安打(打率2割2分2厘)。そして雄平は8打数0安打と完璧。キーマンさえ封じれば、重量打線も眠ったままというわけだ。
天気予報では雨のマウンドになる可能性もあり、気温もグッと低くなる。「雨が降れば足場が悪いので、滑らないように気をつけないと。(いつものように)半袖で投げたいですけど、そこは臨機応変にいきます。投球については変える必要はない」。チーム7連勝となれば10年8月以来、5年ぶり。エース左腕が白星をつなぐ。足場が悪くても、しっかりと「首位固め」といきたい。【桝井聡】



