両リーグ最速での10勝到達を狙う日本ハム大谷翔平投手(20)が、「隠密調整」でコンディションを整えた。今日2日オリックス戦(札幌ドーム)に先発するが、1日は報道陣の前に姿を見せずノースローで過ごした。登板前日にキャッチボールも行わないのは、プロ入り以来初めてのことだ。

 対照的だった。投げ合う予定のオリックス松葉が、日本ハムの屋内練習場を借りて汗を流す一方、隣接する合宿所で生活する大谷は、ボールを投げることがなかった。訪れていた敵の指揮官・福良監督代行も「普通、キャッチボールくらいはするよね」。前日6月30日に千葉・鎌ケ谷で投球練習を行っているとはいえ、登板前日をノースローで終えるのは球界でも異例といえる。関係者によれば「(合宿所の)中でトレーニングはしていたようです」。独自調整で体を動かしたとみられる。

 体調面が考慮され、6月30日までの函館遠征メンバーからも外れていた。栗山監督は「(移動で)バタバタするなら、それよりも練習をした方がいいから」。2年連続の2桁勝利がかかる今日2日の登板へ、すべての準備を整えてきた。球宴前の10勝到達となれば、球団では11年のダルビッシュ以来。前日には「首位とちょっと離れているので、ここからだなとは思っています」と話した大谷。オリックスは過去5戦5勝。再び快投で、ソフトバンク追撃ののろしを上げる。【本間翼】

 ◆日本ハム大谷の球団別成績 パ・リーグ相手では対オリックスが最多5勝を挙げ、西武とともに無敗で防御率も1点台。特にオリックスには勝率100%を誇る。交流戦では中日、DeNAの各2勝が最多。