全セの先発を務めた広島黒田博樹投手(40)が円熟味にあふれる投球を披露した。1回、先頭の西武秋山をスライダーで空振り三振に抑え、1死一塁で迎えたソフトバンクの「フルスイング男」こと柳田を変化球で手玉に取り、スプリットで空を切らせた。日本ハム中田には再びスライダーで空振り三振。いきなり1回から3奪三振だ。

 2回は一転してピンチを迎える。2安打1四球で1死満塁の窮地に陥る。だが、メジャー帰りのベテランは落ち着き払っていた。西武炭谷を外角シュート系の球で注文通りの二塁併殺打に抑え、ピンチを切り抜けた。07年以来、8年ぶりの球宴はファン投票での選出。「何かちょっと不思議な感じがしますけど、投票してくださったファンの方々に感謝の気持ちでいっぱいです」と話していた。右足首と右肩の炎症で8日に出場選手登録を抹消されたが、大舞台での復帰戦は貫禄たっぷりの2回無失点だった。