ソフトバンクの救援陣がサヨナラ勝利をお膳立てした。6人のリリーフ陣が、7回以降の6イニングを無失点でつないだ。

 その中心が、明るい性格でブルペンを束ね、9回の1イニングを無失点に抑えたデニス・サファテ投手(34)だ。先頭藤田を低めのカーブで空振り三振としたが、ワンバウンドで振り逃げ暴投となり、藤田は二塁まで進塁。犠打で送られ、1死三塁のピンチを招いたが、動じることなく後続の聖沢と銀次を空振り三振、遊邪飛に抑えた。

 「何が起きるか分からないのが野球。でも、低めにボールを集められていたので、心配していなかった。チームとしても素晴らしい勝利だよ」

 これで、日本記録を更新中の連続イニング奪三振は41回に伸び、99年に40イニング連続奪三振の記録を持つペドロ・マルティネスのケースも超えた。守護神は「ペドロ・マルティネス?」と目を丸くしながらも「記録のことは全く考えていない。とにかくチームが勝ったのでよかった」と、胸をなで下ろした。

 7回は、4日に3失点し、今季初黒星を喫した森がリベンジの完全投球。8回は五十嵐が連打を許しながらも無失点でつないだ。延長戦に突入後は柳瀬、飯田、岩崎がリレー。延長12回表を同点で終えた時点でCS進出を決定させた。

 工藤監督も「ピンチがあっても、投手がしっかり締めてくれた。負けないところまでいってくれたのが大きかった。リリーフで勝てたゲームだった」とニッコリ。今季のチームの救援防御率は2・63。安定感抜群の自慢のブルペン陣が、また1つチームを優勝へと近づけた。【福岡吉央】