「闘将イズム」を継承や!! 阪神の2軍打撃兼野手総合コーチに就任するOBの今岡誠氏(41)が30日、西宮市内の球団事務所で入団会見に臨み「日本一の若手」育成を宣言した。
「あくまで1軍が優勝するための2軍という物差しはブレない。何とか1軍の戦力になって優勝、日本一になる。その一員になる観点から指導していきたい」
金本知憲新監督(47)からコーチ就任を要請されて快諾。ただ受諾するにあたり、けじめをつけるべき恩師がいた。携帯電話を手に取る。「背番号77をつけていいでしょうか」。レギュラーへの道を導いてくれた03年優勝監督の楽天星野仙一副会長だった。「大丈夫だ」。今岡氏が現役時代につけた背番号7にあやかって、闘将がつけていた番号を選んだ。
「例えば1軍の1番打者のレギュラーがケガをしたら、すぐに1番打者で試合に出られる。2軍の選手が即、そのまま戦力になるというのが一番の理想です」
12年にはロッテ2軍で兼任コーチとして指導した経験がある。2軍でくすぶる若手の心境を「目標があやふやになりやすい」ととらえ「1軍の戦力になるために、こうだと指導することで目標を持ちやすくしてあげる」と指導方針も示した。だが、胸に秘めた闘志はすさまじい。評論家として3年間、野球を学んだ。
若手の気質をとらえるなか、自身がレギュラーをつかむ前の話をしたことがある。「アップのダッシュでも全部、全力。フリー打撃も『俺を見ろ』と思ってやっていた」。今岡氏は「ユニホームを着てグラウンドに入れば試合と同じ。練習も試合と一緒です」と語気を強める。11月1日から鳴尾浜で、掛布2軍監督とタッグを組む。ギラギラした若武者がどれだけいるのか。早くも指導者の顔になっていた。【酒井俊作】



