ヤクルト山田哲人内野手(23)が、1年飛び越え、2017年の目標を定めた。まだ16年も幕を開けていない12月31日、17年に開催予定の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場への思いを口にした。理由は憧れの人、マリナーズ青木宣親外野手(33)とチームメートになれる可能性があることだ。今季から青木の背番号1を引き継ぐが、山田には常に目標としてきた存在である。
「すべてにおいて天才なのに努力、練習を欠かさない。そんな人と一緒に、そういう舞台に出てみたい」。山田が新人の11年は、まだ青木はヤクルトに在籍していた。だが、山田に1軍出場がなく、共にプレーしたとは言えない。「一緒に出られるだけでいい。打順は何でもいい。背番号1は、もちろん青木さんでしょう」と、想像をふくらませて笑顔を見せた。
昨年トリプルスリーを達成し、11月のプレミア12では侍ジャパンの一員として活躍した。代表メンバーの有力候補と言ってもいい。ただ、中途半端な活躍でメンバー入りしても、堂々と青木の前に立てない。「2年連続トリプルスリーを達成したい。背番号1の後輩として恥ずかしいプレーはできない」。
昨年、ソフトバンクとの日本シリーズ中に都内の焼き肉店へ食事に誘われた。まだ山田の背番号は23だったが、青木から「1」の数字型キーホルダーをプレゼントされた。
「青木さんから『お前がつけることになると思うから』と言ってもらえて。1番の重みを感じましたね」。精進した先に、夢のひとときが待っているかもしれない。ミスタースワローズ同士のタッグを正夢とする。【栗田尚樹】



