元巨人、ヤンキースの松井秀喜氏(41)が巨人高橋監督と「ジャイアンツ愛」を深め合う。4日、故郷の石川・能美市で「松井秀喜旗争奪第11回学童野球大会」の表彰イベントに参加。宮崎での春季キャンプ視察に向けて日程を調整中だが、キャンプ前に1歳下の新監督と会う意向を示した。「会う予定がある。情報をいろいろと聞いてみる」。昨オフ以来の場でじっくりと膝をつき合わせ、話し込む。

 昨年まで2年連続で視察し、一定の情報量はある。だが指揮官交代でチーム作りも由伸流になる。通年でチームを見る立場にない松井氏は安易な指導、提言を好まない。「巨人が強くなるために、ファンから愛されるために。それが大事」と期待の選手も挙げなかった。高橋監督に歩調を合わせ、キャンプに臨む。

 実技にも引き気味だ。去年DeNAで実演したフリー打撃は「あれは中畑さんがウソついたから。もう打てないもん」。打撃投手も「ダイエットの必要があれば」。ノッカーも「下手くそと分かったから、もうやらない」。後輩からの「カバン持ちも含めて依頼したい」という振りには「やらない。それだけは言っておく」とキッパリ。もちろん、ないない尽くしではない。ゴジラが育まれたジャイアンツ愛を違った形で恩返しする。【広重竜太郎】