ルーキーから異例のお願いだ。阪神ドラフト5位の帝京大・青柳晃洋投手(22)が4日、東京・八王子市内の同大学陸上競技場で自主トレを公開。約3時間キャッチボールとランニングで汗を流した変則右腕は、その投球フォームと、持ち球の愛称命名をファンに要望した。

 「フォームがフォームなんで(名前を)つけて欲しいですね。以前クオータースローというのが出たんですけど、あまり浸透しなかった。(直球やカーブも)これからつけて欲しい。かっこいいのでお願いします」

 売りと語るアンダー気味のサイド投法を、自身でクオータースローと称していたがなじまず…。新たに募集する考えだ。同時に、直球の愛称も募る。現在最速144キロの直球は青柳の武器。「理想のフォームと違うところがありますし、改善する点がまだまだたくさんある。自分自身150キロ以上を目指していますし、スピードじゃないですけど、ストレートにはこだわっていきたい」。150キロ宣言も飛び出すほど自信のボールだ。

 もう1つの武器が、球速90キロ台のカーブ。「遅いボールの精度を上げることは出来ると思うので、(カーブを)使った投球はしていきたいです」。緩急を使った投球スタイルを予告しているだけに、決め球らしい愛称が欲しいところだ。

 もちろん、愛称をつけてもらうばかりではないはず。青柳という名前を、ファンにインプットしてもらうだけの活躍を見せてくれるはずだ。【梶本長之】

<下手投げの球速メモ>

 ◆150キロ超 通算284勝の山田久志(元阪急、日刊スポーツ評論家)は、球速表示がなかった全盛期に速球が150キロを超えていたといわれる。また、「コリアンサブマリン」と呼ばれた金炳賢(元楽天)はダイヤモンドバックス時代に抑えで活躍し、150キロ速球を武器にした。

 ◆140キロ未満 現役では、山中浩史(ヤクルト)が高津コーチの助言を生かし昨季の最速が3キロ増の136キロに。牧田和久(西武)は昨季自身最速134キロを計測。加藤正志(楽天)は社会人時代にマークした132キロ直球と90キロ台スローカーブの緩急で勝負。