沖縄・宮古島自主トレで初タッグを組んだ鷹のヒットメーカーが、タイムマシンの針を2013年にセットした。ソフトバンク長谷川勇也外野手(31)と中村晃外野手(26)が20日、自主トレを公開。ともにブレークした3年前の13年シーズンの再現を誓った。
13年が長谷川、14年が中村晃と、ともにシーズン最多安打を記録。これまでの西戸崎合宿所から今年は温暖な宮古島に練習拠点を移し、初めて安打製造機の2人が自主トレで合体した。「選手の特長としては似ているかもしれないが、打撃はタイプが違う」と長谷川。打撃論を交わすことはないというが、回帰する原点は3年前と口をそろえた。
<長谷川=右足首への負担を減らす>
14年の試合中に本塁クロスプレーで痛めた右足首。その影響で昨年は不振を極めた。負担を減らすためにこのオフは尻回り、内転筋、股関節、体幹を鍛えている。この日も水が入った「アクアバッグ」を両手で抱え上げスクワット。10リットルの水が左右に流れバランスを取るのが難しく、尻回りの筋肉の強化になる。「まだ(痛みは)ゼロではないが、本当にあともう少し。昨年のキャンプ前よりは全然いい」。198安打を放った13年の体に戻し、当時は長かったスランプの時期を短くし、200安打へ再挑戦する。
<中村晃=右足を上げる時間を長くするフォーム固め>
最多安打タイトルを獲得したのは14年だが、理想はそれより1年前の13年。右足を長く上げることで、ストライクゾーンの見極めがしっかりできたという。力がうまく伝わるため、その年は自己最多の5本塁打。長打率も4割を超えている。「今はホームランテラスもありますし。体全体を使わないと、昨年みたいに当てにいってしまう」。今季は長打を増やしたいという考えで一致した。
2人が奏でる快音の二重奏が、ファンを酔わす。【石橋隆雄】



