冗談じゃないぜ~。開幕2カード目の先発が予想されている中日ジョーダン・ノルベルト投手(29=レイズ3A)が開幕カードの阪神戦に中継ぎ登板する可能性が高まった。23日、開幕登録メンバーが公示され、新戦力左腕も名を連ねた。昨年は阪神に開幕3連敗。リベンジを期す中日がいきなりジョーカーを繰り出すかもしれない。

 最近、トレードマークのあごヒゲをきれいにそり落とした助っ人左腕。すっきりとした見た目に反して、存在の不気味さは増してきたかもしれない。

 阪神戦の先発予想は大野、山井、ネイラー。ジョーダンはホーム開幕広島戦の3戦目、31日の先発が濃厚になっている。しかしこの日の公示で開幕メンバー入りが判明。谷繁監督は起用法について、阪神戦登板の可能性を認めた上で「外国人枠の兼ね合いもある。シーズンではどう組み合わせていくか」と話した。戦力の大きなウエートを占める助っ人勢の効果的な配置に頭を巡らせている。

 17日のDeNA戦に投げて以来、登板間隔が空いているため調整も兼ねるとみられる。さらに先発前に1度デビューを果たしておくことで、場慣れすることもできる。そして、中4~5日で先発に向かう。

 先発として高い期待を受けるが、実はメジャーでは中継ぎのスペシャリストだった。ロングもワンポイントもそつなくこなし、ダイヤモンドバックス、アスレチックの3年間で78試合に中継ぎ登板した実績がある。今回と同じように登板間隔が空いていた13日の楽天戦ではリリーフで1イニングを投げた。“開幕テスト”も実施済みだ。

 140キロ台中盤の速球にスライダー、チェンジアップなどを操る。さらに特長的なのは突然サイドから投げ込む幻惑術。高山、横田、福留ら打線の上位に左打者を配する阪神にとって悩みどころになるはず。左の中継ぎは岡田と小川と福がいるが、開幕カード限定でもう1枚加わればベンチワークにも幅が生まれる。

 ジョーダンは起用法について「自分は与えられたところで投げて、チームに貢献できるようにしたい」と話す。チームはナゴヤドームで最後の全体練習を終え、大阪に移動した。1年前に悪夢の3連敗を喫した場所。28人の駒を駆使して、阪神をぎゃふんと言わせてみせる。【柏原誠】