西武が拙攻で敗れ、自力CSの可能性が消滅した。打線は今季最少の3安打。1点を追う5回1死二塁では、前進守備を敷いていた中堅への炭谷の浅い飛球で二塁走者の金子侑が飛び出すなど、5つの併殺を重ねた。

 6回2失点と粘った先発岸を援護出来ず、借金は今季ワーストの16。かみ合わない投打とミスに田辺徳雄監督(50)は「判断ミスもあって…。それじゃ点は入らない。(打線は)何とかしようという気持ちはあっても大振りが目立った。メンドーサは球が動くから、コンパクトなスイングをしてほしかったけど」と厳しい表情だった。低迷打破に向け「しっかり受け止めて前を見て戦っていくしかない」と力を込めた。