日本野球機構(NPB)の理事会と12球団による実行委員会が5日、都内で開かれ、プロ野球経験者が学生野球の指導者になるために必要な学生野球資格回復研修会について、野球殿堂入りした場合は、免除されるようアマ側に提案することを確認した。

 NPB・井原敦事務局長は「野球殿堂入りした選手に関しては、研修を免除して資格回復ができるような制度を、学生野球側に提案して検討していただくということを決めて、今日の理事会で説明しました。研修は免除するんですけど、研修は半日、1日かかるものなので、その内容の説明とか重要事項の説明はご本人にさせていただく。あとはリポートの提出などをして、研修会を免除して、学生野球の資格を回復するという制度を学生野球側に提案することを決めました」と説明した。

 また来年以降、9月1日からの防災週間に合わせて、各球場で一斉に防災意識の啓発イベントを行うことも決めた。仮題は「備えよう! 防災デー」として、12球団共通のリストバンドの着用、防災グッズの展示などを検討していく。