楽天松井裕樹投手(21)が、自身19試合ぶりの失点を喫した。

 8回のマウンドに上がった先発の岸が、1死一、二塁から柳田に適時打を許し、1点差に詰め寄られた場面で、守護神に火消しが託された。なおも1死一、二塁のピンチで、デスパイネを三ゴロに打ち取ったかに思われた打球を、ウィーラーが失策し満塁に。続く松田には、初球速球を右前に運ばれ同点とされる。中村晃には6球目の速球を中前にはじき返され、さらに2点を献上してしまった。

 松井裕は「あの局面でできる限りの手は尽くしたが、勝負に負けた。やるべきことを見つめ直して、ソフトバンクに挑戦したい」と悔しさを押し殺し、前を向いた。

 チームは2位ソフトバンクに連敗したが、勝率では上回るため首位をキープした。