広陵(広島)中村奨成捕手は広島、中日から1位指名された。高校生捕手が1回目の入札で1位重複したのは史上初めて。

 中村は今夏の甲子園で準優勝。大会新となる6本塁打など、数々の打撃記録を塗り替えた。打つだけではなく、強肩と俊足を生かした守備でも評価が高い。

 ◆中村奨成(なかむら・しょうせい)1999年(平11)6月6日生まれ、広島県出身。大野東小1年で野球を始め、3年から捕手になる。中学は「大野シニア」に所属し、3年時に県8強入り。広陵では1年春の県大会で背番号20ながらレギュラーを任され、1年夏から背番号2。趣味は音楽鑑賞。50メートル6秒0。遠投120メートル。181センチ、78キロ。右投げ右打ち。