阪神能見篤史投手(38)が今季初先発に臨み、5回途中5失点で降板した。序盤から球威抜群で打者の内角を積極的に突いた。4回までは1失点。暗転したのは5回だ。

 1死後、大島の一塁へのゴロでベースカバーに入ったが、ロサリオからの送球を捕れずに失策を犯してしまう。ここから連打、四球を与えて降板。2番手石崎も押し出し四死球を与え、一挙に4点を失った。能見は「捕らないといけない。試合の中なので何とか落とさないようにしたんですけど…」と振り返った。

 金本監督も「去年もそうだけど、やっぱり当たり前にできることはやらないとね」と指摘した。チームは勝率5割に逆戻りした。