進め、多和田ロード! 阪神小野が富士大の1年先輩で、今季パ・リーグ最多勝の西武多和田を追い、3年目の覚醒を目指す。「大学時代はリーグ戦でどんなピンチでも動じない。プロでも気持ちがぶれず、淡々と投げている感じがします」。不動心と捕手寄りのリリースポイント。生きた教材だった先輩は3年目の今季、16勝を挙げ、10年ぶりリーグ優勝の原動力となった。
今季、楽天で多和田に0勝4敗と封じられた清水ヘッドコーチは「本当に球持ちがいい。同じ145キロでも、打者からしたらえらい速く感じると思う」と舌を巻く。その上で4日のシート打撃に登板した小野に、類似点を発見した。「(多和田は)球持ちがいいから、若干前めから投げられているような感覚。小野を見たのは初めてだけど、そういう感じだよね。(多和田のように)なれるんじゃないの」と期待も込めた。
小野は2年目の今季、開幕からローテに入って7勝7敗。「常に全力だと体力的にしんどい。8割程度の力で投げることが出来れば」と脱力投法に挑戦中だ。多和田に学び来季は自身初の規定投球回到達、2桁勝利を目指す。【吉見元太】



