甲子園視察で掘り出し物を大発掘? 2番手で登板した阪神守屋功輝投手(25)が侍ジャパンの稲葉監督から絶賛された。

報道陣の質問が終わると稲葉監督は自ら切り出した。「守屋はゴロを打たせる投手。ジャパンの中でも探しているところ。TVでは見たが、初めて生で見て球の勢いはあったし、これから見ていきたい選手の1人」と、期待を高めた。

伝え聞いた守屋は「うれしいですね。ゴロが多いというのは知ってます」と笑顔。ただ、きっちりと足もとを見つめている。「(選出は)今のタイガースでの僕の立ち位置としては考えられない。まずは稲葉さんというよりも、矢野さんに信頼してもらえるピッチャーにならないといけない」。

守屋は15年に入団してから4年間で9試合の登板のみだった。飛躍を誓った5年目の今季は、開幕から劣勢でも、勝っている展開でも、多くの場面でマウンドに上がってきた。ここまで38試合に登板。過酷な救援陣を支えていると言っても過言ではない。【真柴健】