DeNA東克樹投手がもぐもぐタイムならぬ、シュッシュッタイムで4勝目を挙げた。伝家の宝刀の切れ味が抜群だった。チェンジアップで巨人打線から凡打の山を築く。右打者、左打者関係なく、緩急をつける変化球で打たせて取った。7回まで先頭打者を1人も許さず。8回に阿部、ゲレーロを連打を浴びて、1点を失ったが、8回4安打1失点の好投。わずか88球、テンポのよい投球内容で2時間25分で試合を終わらせた。

負ければ巨人にマジックが点灯する試合で勝利し、「ここまでいい投球ができるとうれしいです。野手の皆さんが守ってくださって、助かりました。個人的にも、チーム的にもこの1戦が重要だったので、本当に勝ててうれしいです」と喜んだ。

試合のイニング間ではバナナをもぐもぐとほおばるのがおなじみだが、この日は小さいスプレーで口の中にシュッシュと液体を拭きかけていた。「あれは足つり防止のスプレーです。イニングの間に吹きかけてました」と足がつるのを防ぐ成分をこまめに取り入れて、投球。快投につなげていた。