広島1位の明大森下「佐々岡監督に負けない投手に」

<プロ野球ドラフト会議>◇17日

大学NO・1投手は広島へ。明大の森下暢仁(まさと)投手(4年=大分商)は、広島が単独で1位指名し交渉権を獲得した。

森下は12球団どこでも行く決意でドラフト会議を迎えており、交渉は順調に進むことになる。会見では「佐々岡監督に負けない投手になりたい」と大きな目標を掲げた。新人王を念頭に、1年目からの先発ローテーション入りを目指す。

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張り詰めた空気は午後5時17分、一気にはじけた。広島の単独1位指名が確定。森下はニッコリ笑い、仲間と視線を合わせた。

高卒の時は決断できなかったプロ入りは、明大での4年で必ず達成しようと心に誓っていた。「12球団どこでも行きます」。腹を決め、栄えある1位指名を受けた。もう何も迷わない。

森下 本当に指名されたんだと思いました。幸せな気持ち、プロでしっかり活躍する責任感、自覚があります。台風などで被害に遭われた方がいる。勇気を与えるプレーをしたいです。

まず率直な気持ちを述べ、台風19号での被害に言及。すぐにプロへの熱い思いが込み上げてくる。

森下 小さいころから、前田健太投手を見てきました。勝てる投手、エースとしてやっていきたいです。

広島には明大出身の野村(12年卒)という心強い先輩がいる。

森下 野村先輩には、プロでどう過ごせばいいか、聞いてみたいと思います。

さらに佐々岡監督に話が及ぶと、もう怖い物なし。

森下 1、2年目から活躍されている大投手です。数々のタイトルを取られています。僕も負けないように、そして認めていただけるように頑張ります。

その佐々岡監督とは、会見から約1時間後には明大で対面。キャップをかぶせてもらい、緊張した面持ちでフラッシュを浴びた。

広島の街には行ったことがない。ただ、ファンの熱さは知っている。

森下 熱いファンの方が多い街だと思います。しっかり投げれば、先輩方が打って点を取ってくださると思う。厳しい世界だと思いますが、勝ち抜いていきたい。1年目はローテーションに入る投手になれるよう、新人王を目指します。

好きな言葉は「未来は可能性」。

森下 険しい道もあると思うんですが、可能性を信じて進んでいきたい。

総合力で勝負する22歳。満を持してプロの世界へ。【井上真】

その他の写真

  • 広島から1位指名され、会見で汗を拭く明大・森下(撮影・加藤諒)
  • 明大・森下の1巡目単独での交渉権獲得に笑顔で報道陣の質問に答える広島佐々岡監督(撮影・足立雅史)