巨人中島宏之内野手が背水の勝負に挑む。移籍1年目は43試合で8安打1本塁打、5打点。打率1割4分8厘に沈んだ。「全然思うようにできずに何もできんかった」。

1億5000万円から減額制限を大幅に上回る87%ダウンの年俸2000万円で契約を更改した。「下がるのは当然。ユニホームを着るチャンスをもらえている。来年は何とか貢献できるように」と頭を下げた。

天性のバットマンは、再起を信じてトレーニングに励む。肉体的に衰えはなく「いろんな角度から体に刺激を与えて、しっかり操れるよいうにやっていきたい。」と、動きの質に活路を求める。初めてのセ・リーグでのプレーに加え、代打としての難しさも痛感。「1打席勝負でちょっと大事になりすぎた。代打はこんなに難しいんだなと勉強になった」と糧にする。一塁の定位置争いにも参戦を熱望。「グラウンドでは年齢は関係ない。若い子とも競争。より試合に出られるようにやりたい」と話した。